ご挨拶

当研究分野では、世界的にも類を見ない大規模な脳画像データベースを遂行しており、多くの研究者が必要な状況です。
そのため、大学院生、教員などスタッフを広く募集します。
医師であっても医師で無い研究者も全く関係なく歓迎致します。今後大きく発展する分野で、研究テーマには事欠かない状況です。脳画像解析と生活習慣、遺伝子解析に興味のある方は、御連絡をお待ちしております。

瀧 靖之

大規模脳MRIデータベースを用いた脳発達・加齢に関する研究遺伝子と脳形態、認知力との相関に関する研究脳画像を用いた認知症予防に関する研究

  • 1993年 東北大学理学部卒業
  • 1999年 東北大学医学部卒業
  • 2003年 東北大学大学院医学系研究科博士課程修了(医学博士)
  • 2012年 東北大学東北メディカル・メガバンク機構 教授
  • 2013年 東北大学加齢医学研究所機能画像医学研究分野 教授
  • 2017年 東北大学スマート・エイジング学際重点研究センター 副センター長
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    臨床加齢医学研究分野について

旧機能画像医学研究分野(加齢核医学科)は、平成29年度より老年医学分野と診療科統合を行い、加齢・老年病科を開設するとともに認知症関連疾患の医学画像を用いた臨床と研究を積極的に進めて参りました。そして令和3年度より旧機能画像医学研究分野と老年医学分野は統合して新しい分野、「臨床加齢医学研究分野」になりました。

加齢医学研究所では脳科学研究部門の一分野として、また、東北大学病院では加齢・老年病科としての診療科を持つ研究分野です。

臨床加齢医学研究分野では主に多数の健常人の磁気共鳴画像(MRI)を用いた脳画像データベース研究を行っています。
具体的には、生活習慣等の環境要因と遺伝要因が脳形態や脳機能、認知力にどのように影響するかを解明しています。それらを明らかにするために、幅広い年齢層の多数の被験者から脳MRIを収集し、生活習慣、認知力、遺伝子のデータを組み合わせた世界でも有数の規模の脳画像データベースを作成し、このデータベースを用いて、脳形態、脳血流、認知力と種々の要因との相関解析を行っています。

このように、ミクロ(遺伝子)からマクロ(脳MRI)のレベルのデータを有機的に統合することで、生涯健康脳の維持に関する研究を遂行しています。

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    瀧研究室における産学共同研究について

瀧研究室では経済・社会的ニーズと大学における多様な研究シーズを組み合わせた産学共同研究について、特に超高齢化社会への対応という観点から脳発達、加齢及び生活習慣、遺伝要因など幅広い研究の推進に取り組んでおります。

ここでは瀧研究室における産学共同研究の一部紹介をいたします。

栄養認知健康脳共同研究部門について

日常生活の中で毎日できる健康行動として食生活への介入に注目し、東洋ライス株式会社との共同研究として令和元年6月に開設した栄養認知健康脳(東洋ライス)共同研究部門においては、日本における米食文化に注目し、特に米糠が認知機能に及ぼす効果に焦点を当て、玄米食による認知機能維持効果について高齢者を対象とした介入研究を推進し認知症予防に貢献することを目指しております。

株式会社コペルとの共同研究

ヒトのウェルビーイングに繋がるスキルは、認知的スキル(認知能力=知識や思考の能力)と社会情緒的スキル(非認知能力=自分をコントロールしたり、他者と協働する力)に分かれると言われています。社会情緒的スキルの発達には子どもの頃の経験と親子関係が重要な要因になると考えられています。この社会情緒的スキルの発達に効果的な養育・教育の方法について示唆を得るために、子どもの社会情緒的スキル、認知的スキル、養育の関係を明らかにすることを目指しております。

株式会社日田天領水との共同研究

日田天領水(天然還元水)の様々な先行研究では、糖尿病、脂質血症、抗不安、免疫機能など健康への効果が期待できます。加えて、血糖値や体脂肪の上昇は、認知症のリスク要因と考えられていることから、認知症予防法の確立を将来的な目的とする予備検討の位置づけとして、健常な高齢者を対象とし、天然還元水の介入による体組成と認知機能(短期記憶、注意機能など)への影響を検討し、将来的には認知症の予防の研究に役立てることを目指しております。

株式会社アド・シーズとの共同研究

油絵などの絵画や写真を鑑賞することは、リラックス効果を生み出すことが期待できます。株式会社アド・シーズとの共同研究では、2.5次元写真(高精彩特殊立体印刷)の写真鑑賞が高齢者の主観的幸福感に及ぼす心理的影響を調べ、将来的にリラックス効果から、認知症への予防の研究に役立てることを目指しております。

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    瀧研究室における国際共同研究について

「仮想コーチングシステム(e-VITA)」研究プロジェクト

欧州、日本の研究機関と連携して提案する「仮想コーチングシステム(e-VITA)」研究プロジェクトが、欧州委員会の研究枠組計画Horizon 2020および総務省の令和2年度戦略的情報通信研究開発推進事業との共同事業に採択され、日本の代表機関として研究活動を開始しております。
本プロジェクトは、スマートな生活環境を高齢者に提供するために、情報通信技術に基づき外部情報および日常生活環境に埋設したセンサを介して得た情報から、ビッグデータ解析や人間の感情や感性を推定するコンピューターの最新技術を用い、個人の性格特性や感情を推定し、個人に合わせたアドバイス、セルフケア能力等を向上させ、自立した生活の延伸を目指します。

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発達加齢に関する研究を行っております

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瀧研究室のメンバーをご紹介

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書籍や論文などの過去の実績一覧です

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